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URL Greffierは,近日公開実験予定です.

★What's URL Greffier? URL Greffierとはなにか

URL Greffier

Quoting a URL in a paper or a publication is increasing in number because a URL is more useful than publications when referring to the newest remarks and information. However, the information shown at the URL is often updated with other information. As a result, the quotation becomes no longer applicable. URL Greffier is a service that stores a snapshot of the information at the URL at the time quotation was made. This system is an “eyewitness”in a manner of speaking. It proves that the quoted URL had the certain information on the certain date.

URL Greffier

論文や著作物にURLを引用する機会が増えています.最新の発言や情報を引用するなら,出版物よりもURLのほうがずっと重要な意味を持ちます.しかし,URLで示された情報源は容易に改変される可能性があります.これではせっかくの引用には意味がなくなってしまうかも知れません.URL Greffierは,URL先の情報の引用時点でのスナップショットを保持しておくサービスです.本システムはいわば「目撃証人」です.当該URLが特定の日時に特定の情報を一般に対して配信していたことを証拠付けます.

★ だれがURL Greffierを使うと便利なのか?

自らの意見/主張を,Web上で公開された情報に基づいて展開する可能性のある方々を想定しています.

★ 開発者はだれか

開発者責任者は山本吉伸(独立行政法人産業技術総合研究所サイバーアシスト研究センター)です.

本システムは横浜ベイキットで公開してる言語Xiを使って開発されています.

★ 似たようなサービスは?相違は?

WaybackMachine.orgというのがあります.これは過去のサイトをすべて保存しているサービスです.しかし任意の時点での記録ができるわけではありません.

本システムでは,データサイズの上限を設けています.したがって,巨大なPDFファイル等は保存できません.保存できなかったデータの一覧はメールで通知されます.データサイズの現在の上限値についてはシステム入口ページ(現在準備中)を御覧下さい.

★ どうやったら利用できるのか

2002年12月現在,公開準備中です.

★ 利用料金はかかるのか

本システムを採用している各種団体(私的団体,企業,報道機関,地方自治体,学術団体,教育機関,研究機関等)のメンバーの方ならば利用は無料を予定しています.何回でも無料で利用できます.将来もユーザへの直接課金の予定はありません.

学会のメンバーではない方(フリーのジャーナリスト,エッセイスト等の方)は,「AIST URL Greffier 研究会(仮称)」に参加していただければ無料で利用できます.将来も「AIST URL Greffier研究会」メンバーが本システムを利用することに対する課金の予定はありません.ただし,この研究会には年会費が必要です.

個人がテスト目的で利用する場合も無料です.将来も課金の予定はありません.

★ いつまでシステムを運用するのか.

戦争状態など未曽有の社会的混乱によって関係者が全員システムの存続を放棄せざるを得ない特別な状況を除き,最低でも25年間はお預りしたURLとそのデータを保持する計画です.(一般的なwebサイトよりもずっと寿命が長く保存できなければ,意味がありません).産業技術総合研究所内のURL Greffierプロジェクトチームが継続している期間はプロジェクトチームによって,その後は有償サービスから得られた収入等によってお預りしたURLを保存することをお約束する計画です.一方,URLの新規受付はURL Greffierプロジェクトチームが存続する限り保証いたします.

いずれの保証も,すべての関係ユーザから諒承が得られた場合にはこの限りではありません.

これらの保証は,公開実験期間終了後から有効です.

なお,現在あるいは将来の運営環境に重大な変化が生じるおそれがある場合には関係者すべてにメールにより状況を報告いたします.

本システムは,定期/非定期にメンテナンスのために一時的にサービスを中断することがあります.メンテナンス情報は事前にWeb上でお知らせします.

次のような場合には,警告なく一時的にURL受け付けを停止することがあります.

★ イントラや有料サイトなども保存してくれるのか?

本システムの目的は,Web上で一般に対して公開している情報の目撃証人になることです.したがって,特定の人しか参照できない情報の保存はできません.ようするに我々のシステムからアクセスできないURLの情報を保持することはできません.

★ このシステムを,自分たちの学会や研究会で利用したいのだが?

山本吉伸(yoshinov.yamamoto@aist.go.jp)までご連絡ください.折り返しお返事いたします.


mail iconyoshinov@i.am