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近況
このページは,基本的に新しい情報が上のほうに来ています.
2000年のできごと

とにかく 忙しかった..
というしかない時間を経て,やっとスタンフォー ド大学に着任.シリコンバレーはとにかく暖かい(というか暑い).だから住 むには最高..とおもいきや,住宅事情は最悪.渡米二週間で,まだ住居が定 まらず.しくしく.詳細はスタンフォードのホームページでこっそり:-)公開予定. (6.14)

収入印紙
特許の審査請求をするために特許印紙を買わなきゃいけなかっ たところを間違えて収入印紙を購入してしまう...うううう.領収書をもっ て購入した郵便局にいったら,「だめです.印紙は印紙としか交換できません. それも手数料がかかります.特許印紙と交換?できません.(きぱし)」と言 われて絶望する.どーすんだ,収入印紙.17万円分もあるぞ..がーん..金 券屋に行く前に顧問会計士に電話.「せ..せんせーー...収入印紙って使 うことありませんか?(涙声)」「ほとんどないねー.会計士法で印紙は無税っ てこともあってね.ほとんどつかわん.どしたん?」「じつはかくかく云々でぇ.. ひぃ..(;_;)」「なんだ.そんなことなら,税務署いって還付の書類をだせ ば済むジャン」そ..そっかぁ.印紙って税金だもんね.払いすぎたって還付 請求すればいいのかー.そういやそうだよね.いやぁ,よかったー.たすかっ たー.ありがとー.なんだか,とっても得した気分で一日過ごせそうだ.もと もと僕の金なんだけど...(4.12)

新ラボ
これまで「認知特性実測ラボ」だったのが「サイバーコミュニ ケーションラボ」に名称変更.ラボリーダーは継続.よかったよかった.スタ ンフォードからIAP-66を発送したとの連絡あり.(4.7)

ホームペー ジの整理
いろいろなプロジェクトが始まるにあたり,ホームペー ジ上の自分のプロジェクトを整理しようと考えた.しかしこれが実に難しい. まず一つめの難しさは,ディレクトリを引っ越してしまうとそれまでリンクして いた人が必要なページにたどり着けなくなってしまうという問題.たとえば 「このページ見てください」と連絡してたURLの場合,当分は変更できない. というわけで,新しい階層をつくって引っ越しておき,そのうちふるい方のリ ンクを切除するということになるのだが,それにしても各ページの中に埋め込 まれたLINKを張り直す必要がある.うーん,始めてしまったのでやらねばなら ぬが...
IAP-66を請求するも,聞いてないよ?と先方に言われて焦る. 大丈夫なんだろうか.謎.(3.27)

科技庁職 員
に併任することが決まった.(3.21)

石原都知 事
非常にすばらしい.大手銀行への外形標準課税.必要もない のに公的資金を申請した某大手銀行には丁度よいお仕置き..ぐらいの認識だ ろう,都民にとっては.この調子で勧善懲悪路線を頼む.個人的には「格安運 賃を武器に新しい会社が参入してきたら,その対抗する便だけ極端に値下げし てくるような,人間としての恥をしらない大手航空会社」とか,「格安料金を 武器に新しい会社が参入してきたら,その対抗するサービスだけ極端に値下げ してくるような,人間としての恥をしらない大手通信会社」などにも鉄槌を下 してもらいたい!是非,検討を求む.(怒) (02.21)

二種類の 研究者.
先日,私の従姉妹が結婚した.東大医学部教授,北海 道大学医学部教授,杏林大学医学部教授,上智大学教授などいわゆる「学識経 験者」がずらっとならぶ結婚式であった.新郎は東大のM教授のところで学ぶ 研究者の卵だそうな.で,新郎の挨拶というのがあったが,非常に緊張してい たのか,ごく普通の挨拶だった.(当たり前って言えば当たり前だが).妹曰 く「研究者っていってもお兄ちゃんと随分違うね.まじめそうで.」ふざけた こといってんなよーっ,と思ったが,どうも研究者には二種類あるように思う. 研究とは,research..すなわち,re-searchである.すでにsearchされて知 られていることを,再び重箱の隅をつついて探索するのがresearchだ.とかい うと研究者を馬鹿にするコンテキストだけど,実際には「現象として知られて いることを理論的に究明することを通じて,より理解を深める活動」というわ けだから,これはまったく研究の定義と言ってよいだろう.研究とは理論の提 出に他ならないのだ.このような作業はまさに地道である必要がある.一方, もともと現象として知られていないことを探索するのは,searchだ.この人た ちはいままで誰もほっていなかった鉱脈を探して,試し堀を行う.もちろん, まだ理論的には解明されていない現象なのだから,この現象(鉱脈)が,非常 に有益だということをなるべく客観的なデータとともに伝えることができなけ れば,無意味である.だからsearcherに必要な能力はresearcher同様にひらめ きや経験も然る事ながら,それを人に伝える伝達能力も重要ということになる. searcherはどんな分野にいるのか?というと,例えば1990年以前の人工知能研 究などはほとんどがsearcherの仕事であったと理解できる.
searcherも re-searcherも両方にはそれぞれ異なる役割を持っているのに,役職は研究者 と一括されているし,その仕事を評価するのが論文しかないというのは寂しい 状況である.両者はそれほど明確に区別されるわけではないのだろうけれども, すくなくとも「○○と○○を混ぜたら○○ができました.」という報告が論文 一本になる分野と,これまでの概念を一気に引っくり返すような全く新しい鉱 脈を探すことを仕事にする分野とを,同じ土俵で評価するのは不適切じゃない のかしらん,というのは多くの人も感じていることではないかしらん.(02.14)

次にキレ ル世代は団塊の世代だ.
将来の予測に関する記述 「熱い世代の移行の予測」 を追加.でも本当のところ,どうなるんだろ うな.
それはともかく,下の方で恨みつらみを書いてしまったC社の営業 部の人がお詫びの気持があるという話を,別の経路から伺った.その別の経路 というのはぼくも参加しているある研究グループに参加しておられる方で,重 要人物として個人的にも注目している研究者の方だった.ちょっとびっくり. かつ恐縮.
フォローというわけではないが,本当のところ,C社の商品は 大好きで,とても多く使っている.C****ミニだって使ってた(いまの若い人 にはなんのことかわからんかもしれんなぁ).だから,C社全体を批判するよ うなつもりではもちろんない.C社のMPC推進課の人は,こちらの質問には丁寧 に応えてくれたし,職掌範囲ではない質問には個人的な知識として..と断っ た上で有益な情報を教えてくれた.そのようなすばらしい対応の直後だったか ら余計にひどさにコントラストがかかって見えたという説もあるが..
じゃぁ,営業個人の問題なの?という話もあるかもしれない.でもそれもちょっ と違うかな.たしかにC社だって一所懸命やっている人もいればそうでない人 も少しはいるに違いない.通産だってよくできる人もいれば出来ない人もいる. ただ,だからといってたった一回の事例でその個人を批判することにはあんま り意味がないよね.営業さんだって虫の居所が悪い日だってあるだろう.家に 帰ったら奥さんに文句の一つも言われる日だってあるだろうし,忙しい時に限っ てとなりの部からデモを頼まれたりして泣く泣く徹夜で対応したりする日もあ るだろう(それは俺か).そんなつらい毎日のときにどこの馬の骨ともわから んヤツから一個だけサンプルで売ってくれ,しかも安く頼むー..とか言われ たら,もういい加減にしてくれって言う気持になることだってあるだろう.そ れをいったい誰が責められようか.
というわけで,こちらとしても反省し て,怒りは忘れます.記事の全面削除はしませんが,例えば部課名を削ったり してfontは小さめにしました(^.^). 赤での強調もなくしましたよ.お互い忙 しいのですから,わざわざお目にかかることもないでしょう.
実際のとこ ろ,C社から届いた企業向けのある製品はデモには間に合わなかったんですが, それ以後も研究にどうしても必要なUSBデバイスをうまく認識してくれなくて 困ってます.緊急で必要だ!ということで自腹で20万円もだして買ったのになぁ. しくしく.こっちのほうには対応して欲しい,というのが正直なところ. (02.10)(02.14)
MapFanWeb ML 脱退(02.2) やど上手 マガジンML 脱退(01.27)

電話番号 の変更
職場の電話番号が54局から61局に変更.これで電総研の 全ての内線は共通の局番になった.モデムその他の設定も微妙に影響を受ける ことに.
 インドネシア大使館に電話.地域ごとにある「水仲間」をスバッ クと呼び,一年に一回の会合を開くということを確認.「祭り仲間」はメンダッ ク・トヤというのが代表的なものらしい,というところまではわかったものの, それ以上の詳細は不明.
 C社の某部某課と連絡.その対応 にはあきれる.値段を聞いて,その値段だと先ほど伺った金額より高いように 思うけれどもという話をすると「私は値段表をみてモノを言っているんであっ て,この値段で売るとは一言も言っていませんけど?」...「俺はC社様だ ぞ.誰様に向かって話してるつもりなんだ?」といわんばかり.こっちの話も 「フン..フ〜ン」っていわれちゃうし..ひー.(>_<;) だいたい「モノを 言ってるんだ」って,コワーい表現だ.値段も,とってもいい加減で,こっち が提示した予算をちょっと越えるぐらいの足下をみた価格を付けてくるし.. 誠意もなにもないように感じる.二言目には「無理だ.どうあがいても無理で すね」といって,時間の無駄だといわんばかりだ.そりゃ一台しかかわないか らお客として認識してもらってないのかもしれなけどさ.電話も人がしゃべっ ているうちにガチャッとおもいっきり切るし.そんなにC社様は偉かったのか.... ただ,このヒドイ対応はC社全体の問題ではないかもしれない.同じ部署のMPC 推進課の人はとても穏やかで親切に回答してくれたのが救いだった.(この節, (02.10)に修正.)
その他, Teikade ML 脱退 (00.01.24)

風邪ひい た(@_@;)
もともと扁桃腺も人より大きくて風邪を引きやすい体 質で,今回もあっさりインフルエンザに.早朝からRAZORの限定販売の列に並 んで,無事ゲット.帰宅後,完全にダウン.「世界征服を目指すなら,まず健 康でなくちゃね.」とか言われる.たしかにそのとおりだ.だけど,世界征服 を目指す悪の総統が健康にきづかってスポーツしたり帰ってきたらうがいをし たり..ってのは,なんかイメージと違うぞ.その他 風邪のため引っ越しは 延期,RISE財団への報告書も遅れる.(00.01.16)

アタラク シア
青土社の「現代思想」1999年10月号は,「『安全』とは何 か」.読もうと思って机の上に置いていたようで,積み上げられた資料の下に 埋もれていたものが今日になって発掘されました.読むとさすがに面白い.村 上陽一郎と市野川容孝の討議「安全性をめぐって」で,『来年度の概算要求で 政府の各省庁がこぞって「安全な社会」「安心できる社会」というようなこと を言い出している』と書かれており,なぜそのようなことが起っているのかと いう分析がなされています.政府文書作成の片棒を担いでいる私としては,な かなか興味深い分析であります.はい.なるほど.そういうことだったのか, と.ところで,文中には英語のsecurityの語源について言及されてます. 『この語源は,ラテン語のsecurusないしsecuritasに求められ,これは周知の ように「欠如」を意味する接頭辞のse-と,「気づかい」を意味し,また今日, 日本語でもよく見聞きする「ケア」の語源でもあるcuraの合成語です.そして, このsecurusないしsecuritasはギリシア語の「アタラクシア」… a-(否定辞) とtarassein(混乱させる)の合成語で「(心が)乱されていないこと」,「心の 平静」という意味 …の訳語の一つとして用いられ,このアタラクシアを,例 えばエピクロスなどは人間が到達すべき理想の状態としていた.』とあります. アタラクシア...いい名前だ.(00.01.14)

「空間想 起補助システム」
 今年最初の特許が出願完了.出願番号が「特 願2000-660」に.今年から西暦で記載されるんですね.その割に出願日は平成 12年1月と書かれている.まだ元号が使われてるのかぁ.出雲市役所じゃない けど,役所の文書が西暦に統一されると便利なんだけどな.といっても個人的 には元号は好きなので,役所以外のところでは元号を使いたいものだ.ところ でこの発明の内容は こちら.その他,JPNICハンドル「YY1707JP」取得.電総研の先輩であるN さんから詳細なるStanfordの周辺状況を教えていただく.感謝.(00.01.11)

あけまし ておめでとうございます.
 昨年はとてもサボりまくりました.このページ.スエーデンにもアメリカに も出張にいったのに...ザリガニも食ったのに..なにも書かず.すみませ ん.忙しかったんですぅ.(当社比)
 さて今年は年末のカウントダウンから2000年問題で何が起るのか?という話 題がありました.大方の予想通り,大きな混乱はなにもなし.まぁ,まだ多く の会社が仕事を本格始動してないから油断はできませんが,いまからなにかト ラブルが起ったとしたら物笑いのタネでしょうね..かくいう私も,実は2000 年問題のために自作プログラムの日付が正しく表示されないというバグを新年 早々に発見.tdというスクリプトなんですけど,最初に書いたのが1992年.も うそんな昔のコード,忘れちゃってるからどこを直せばいいのかしばし悩みま した.その他 python-ml 脱会. (00.01.04)


本ページでの人名は公人を除いて全て頭文字表記とし,本人の許可を得た 場合にだけ実名を掲載します.

なお,このページに記載された物語は全て架空のものです.また,登場す る個人名,団体名も全て架空のものであり,実在の個人,団体とは一切関係あ りません...って書いたところで,許してくれないんだよな.組織ってやつぁ.


1999年までのもの
1998年までのもの

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